キャッシュレス・クレジット決済代行サービスのアルファノート

PayPay決済端末のメリットと注意点｜「あんしんプラス」で決済手数料を抑えた導入

2025.12.15 店舗運営決済端末

キャッシュレス決済が広く普及し、PayPayに対応する店舗も年々増えています。とはいえ、実際に導入を検討する段階になると、「どの端末を選べば良いのか」「手数料はどれくらいかかるのか」など、気になる点がいくつも出てくるものです。
本記事では、PayPayが提供する決済端末の種類や特徴、導入時の手数料、そして「あんしんプラス」に加入した場合のメリット・注意点について分かりやすくまとめています。自店舗に合った決済環境を整えるための検討材料として、ぜひ参考にしてください。

1 PayPayが提供する決済端末とは？
2 PayPayの決済手数料
3 PayPayあんしんプラスのに加入するメリット
4 PayPayあんしんプラスのに加入する注意点
5 決済端末の選び方
6 おすすめの決済端末「アルファポータブル」

PayPayが提供する決済端末とは？

PayPayは国内でトップクラスの利用者数を持つ決済サービスで、それに合わせて、店舗側が選べる端末の種類も複数用意されています。大きく分けると「マルチ決済端末」と「QRコード決済タイプ」の2種類がありますが、それぞれ用途が異なるため、最適な選択をするためには特徴を理解しておくことが重要です。

マルチ決済端末タイプ

マルチ決済端末は、PayPayのほか、クレジットカード・電子マネーなど幅広い決済手段に対応しています。1台で複数のキャッシュレス決済に対応できるため、レジ周りの機器を集約したい店舗や、決済手段の選択肢を増やしたい場合に適しています。主な特徴は以下の通りです。

クレジットカード（VISA / Mastercard / JCB など）にも対応
交通系IC・iD・QUICPay など電子マネーに対応
レジ周りを端末1台に集約できる
インバウンド対応の国際ブランド決済が選べる
省スペース・コードレス設計で自由な設置が可能

QRコード決済タイプ

PayPayの決済に特化したタイプです。店舗事業者は、PayPay専用の””QRコードを掲示するだけ””で、かんたんにキャッシュレス決済をはじめられます。コスト面、扱いやすさ等の点で導入のハードルが低いことが特徴です。『まずはPayPayから対応したい』という店舗に向いています。

初期導入のコストを抑えやすい
小規模店舗・個人店舗でも使いやすい
現金レジとの併用もしやすい

PayPayの決済手数料

PayPayの導入を検討する際、手数料体系を確認しておくことは欠かせません。PayPayでは、通常導入時と、PayPayマイストア「あんしんプラス」に加入した場合で、適用される料率が異なります。

通常の導入

通常導入の場合、基本の決済手数料は一定の料率が設定されています。通常導入では初期費用・月額費用を負担せず、手軽に決済サービスを始められます。

PayPay『あんしんプラス』への加入+決済サービスの導入

PayPayマイストア『あんしんプラス』に加入することで決済手数料が優遇され、PayPay決済が多い店舗であれば、年間を通じて費用削減につながる場合があります。特に、若年層や観光客が多い立地、商業施設内など、PayPay利用率の高いエリアでは、効果が見えやすいといえるでしょう。

PayPayあんしんプラスのに加入するメリット

PayPayあんしんプラスに加入することで、決済手数料の優遇だけでなく、端末保証や販促支援など、店舗運営に役立つさまざまなサービスを受けられます。特に、端末の故障やトラブル時に安心の保証が付帯し、万が一の際も迅速なサポートが受けられる点は大きな魅力です。また、販促サービスを活用することで、集客力やリピート率の向上も期待できます。コスト削減と業務効率化を両立したい事業者にとって、あんしんプラスは非常に有用なオプションです。

「PayCAS Mobile」あんしん保証サービスを利用できる

あんしんプラスに加入すると、「PayCAS Mobile」端末のあんしん保証サービスが利用できます。端末の故障や破損、盗難などのトラブルが発生した場合でも、迅速な交換や修理対応が受けられるため、店舗運営のリスクを大幅に軽減できます。特に、日々の業務で端末を頻繁に使用する店舗や、移動販売などで端末の持ち運びが多い事業者には心強いサポートです。保証内容や対応範囲は事前に確認しておくと安心です。

PayPayマイストアライトプラン（販促サービス）を利用できる

あんしんプラス加入者は、PayPayマイストアライトプランという販促サービスも利用できます。このサービスでは、PayPayアプリ内で店舗情報を掲載したり、クーポンやキャンペーンを配信したりすることが可能です。これにより、新規顧客の獲得やリピーターの増加が期待でき、売上アップにつながります。PayPayユーザーへのアプローチが強化されるため、集客力を高めたい店舗におすすめです。

決済手数料の料率が下がる

あんしんプラスに加入すことで、決済手数料が低い料率に変わります。「あんしんプラス」の加入料（月額費用など）は発生しますが、売上規模が大きい店舗であればコスト削減効果が高まります。手数料の詳細は契約内容や売上規模によって異なるため、事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。

PayPayあんしんプラスのに加入する注意点

PayPayあんしんプラスは多くのメリットがありますが、加入にあたってはいくつかの注意点も存在します。特に、電子マネーオプションの追加費用や、月額費用が発生する点は事前に確認しておく必要があります。また、サービス内容や保証範囲は変更される場合があるため、最新情報を公式サイトなどでチェックすることが大切です。自店舗の運営スタイルや予算に合ったプラン選びを心がけましょう。

電子マネーオプションが発生する

あんしんプラスに加入しても、電子マネー決済を利用する場合は、別途オプション料金が発生することがあります。たとえば、交通系ICカードやiD、QUICPayなどの電子マネーを導入する場合、月額費用や決済手数料が追加で必要になるケースがあります。導入前に、どの決済手段を利用したいかを明確にし、必要なオプション費用を確認しておくことが重要です。コストを抑えたい場合は、必要最低限の決済手段に絞るのも一つの方法です。

決済端末の選び方

決済端末を選ぶ際は、店舗の規模や業態、顧客層、導入したい決済手段、コストなどを総合的に考慮することが大切です。PayPay決済端末は、PayPayユーザーが多いエリアや、キャッシュレス化を強化したい店舗に特におすすめです。一方で、幅広い決済手段を求める場合や、特定のブランドにこだわりがある場合は、他社のマルチ決済端末も選択肢となります。自店舗のニーズに最適な端末を選ぶことで、顧客満足度と業務効率の向上が期待できます。

PayPay決済端末がおすすめの方

PayPay決済端末（PayCAS Mobile）は、PayPayユーザーが多い地域や、若年層・スマホユーザーが多い店舗に特におすすめです。また、初期費用や月額費用を抑えたい小規模店舗の利用にも適しています。PayPayの販促サービスを活用したい方や、シンプルな運用を重視する事業者にも最適です。「あんしんプラス」の加入を検討している店舗は、充実したサポートを受けられることも魅力の一つです。

PayPay以外の決済端末がおすすめの方

クレジットカードや電子マネー、他社QRコード決済など、より多様な決済手段を導入したい場合は、PayPay以外のマルチ決済端末がおすすめです。特に、観光地やインバウンド需要が高い店舗、大型チェーン店などは、幅広い決済ブランドに対応できる端末を選ぶことで、顧客満足度を高められます。また、開業間近の店舗や個人店では、「入金サイクル」や「導入スピード」も重要な指標です。