QRコード決済の手数料はどこでかかるの?導入費用など合わせて解説

利用率が66%を超え、幅広い世代に利用されているQRコード決済(※)は、現代社会において必要不可欠な決済手段となりました。QRコード決済に対応している店舗も増加傾向にありますが、導入を検討する際、導入費用や決済手数料などのコストについて気になる方も多いのではないでしょうか。
本項では、QRコード決済の導入費用や決済手数料について解説します。これから導入を検討している方は是非参考にしてください。
※2023年6月株式会社インフキュリオン調べ

QRコード決済とは?

QRコード決済とは、現金を利用せずにQRコードやバーコードを用いて支払いを行う決済方法のことです。店舗が提示するQRコードをエンドユーザーが読み込み決済を行う「ユーザースキャン方式」と、エンドユーザーのアプリ画面を店舗が読み込む「ストアスキャン方式」の2種類の決済方法があります。

QRコード決済の市場規模の推移

QRコード決済は、日本政府によって実施されたキャッシュレス・消費者還元事業などを背景に、 2019年頃から急激に市場が拡大しています。店舗や事業者には手数料や導入ハードルの低さを訴求し、エンドユーザーにはポイント還元やキャンペーンを訴求することで、加盟店数・利用者数ともに増加してきました。
2019年度の国内QRコード決済市場規模は、取扱高ベースで1兆8,369億円と推計されていますが、2024年度には、10兆290億円まで拡大すると予測されています。新型コロナウィルスによるキャッシュレス決済ニーズの高まりや、QRコード決済に搭載されているミニアプリの拡充により、市場はさらに拡大していくと見られています。

QRコード決済ユーザーの年齢階層

下記グラフからも分かるように、QRコード決済は若年層だけではなく幅広い年齢層で利用が定着しています。信用情報と紐づけて審査を行うクレジットカードは、年齢や経済状況によって所持することが難しい場合があります。一方、QRコード決済は、基本的に事前にチャージして利用する決済手法のため、銀行口座があれば利用することが可能です。そのような側面からも、幅広い年齢層に支持されています。

QRコード決済の手数料の仕組み

QRコード決済の導入には、初期費用、決済手数料、入金手数料が発生します。広告で初期費用や決済手数料が無料とうたっている事業者もいますが、期間限定であったり、特定の条件が付く場合があるので、注意が必要です。本項では、QRコード決済の手数料の仕組みや導入コストについて解説します。

QRコード決済の初期費用

前述したようにQRコード決済には、店舗が提示するQRコードをエンドユーザーが読み込み決済を行う「ユーザースキャン方式」と、エンドユーザーのアプリ画面を店舗が読み込む「ストアスキャン方式」の2種類の決済方法があります。
ユーザースキャン方式の場合、QRコードが記載されたPOPなどを用意するだけで利用が開始できるため、初期費用を抑えることができます。一方で、ストアスキャン方式の場合はスキャンする端末(スマホ・タブレット)を店舗側で用意する必要があります。スキャンするための端末やインターネット環境は店舗側が負担することになります。

QRコード決済の決済手数料

クレジットカード決済と同様、QRコード決済は決済ごとに手数料が発生します。

QRコード決済の入金手数料

入金手数料は、ランニングコストとして見落とされがちなので注意が必要です。QRコード決済の売り上げは、決済事業者ごとに決められている入金サイクルに沿って、手数料を引いた分が店舗に入金されます。その際に、入金手数料が発生する場合があります。
指定口座以外の口座を利用した場合や、月2回以上の入金の場合に入金手数料が発生する、など決済事業者によって条件が異なります。導入前にしっかり確認するようにしましょう。

店舗側がQRコード決済サービスを選ぶときのポイント

QRコード決済のラインナップは、国内決済からインバウンド決済まで多種多様です。
特に「PayPay」は利用者が多く、定期的にポイント還元キャンペンーンなどの企画を打ち出しているため、集客力を上げる効果が期待できます。店舗にQRコード決済を導入する際は、各ブランドごとの特徴を確認することがおすすめです。

アルファノートでQRコード決済を導入する

アルファノートでは、クレジットカード決済やQRコード決済を1台で利用できる、ポータブルマルチ決済端末を提供しています。各QRコード決済サービスを個別に導入するよりも、簡単に複数のQRコード決済サービスを導入できます。 Wi-Fi、4G回線に対応しているため、屋外での利用も可能です。
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