エステ回数券にクレジット決済を導入するには?導入方法やメリット・決済端末をご紹介!

エステ回数券の販売に、クレジットカード決済の導入を検討している方に向けて、回数券のメリットや導入方法、運用時に気を付けるポイントまでを解説します。

エステ回数券とは?

エステ回数券とは、あらかじめ複数回分の施術をまとめて購入してもらう仕組みです。1回ごとの料金よりお得になることが多く、継続的にケアを受けたいお客様に選ばれやすいのが特徴です。サロン側にとっても、継続利用が前提となるため、予約が安定しやすく、長期的な関係づくりにつながります。フェイシャル・痩身・脱毛など幅広いメニューで導入されており、エステ経営では欠かせない販売形態のひとつです。

エステ回数券が普及する理由

エステサロンで回数券が広く普及してきた背景には、店舗側とお客様双方にとってのメリットが大きいことがあります。まず、お客様にとっては、1回あたりの料金が割安になり、継続的に通うモチベーションにもつながります。効果を実感するには複数回の施術が必要なケースも多いため、合理的な選択肢として受け入れられやすい点も特徴です。一方、店舗側にとっては、安定した売上が確保できることや、長期的な関係を築けるという利点があります。また、近年はSNSなどで美容への関心が高まっており、「継続ケア」を前提としたサービスが選ばれやすくなっているのも追い風です。こうした複数の要因が重なり、回数券はエステ運営において欠かせない仕組みとなっています。

エステ回数券をはじめる前に!特定商取引法を知ろう

エステサロンで回数券を販売する場合、特定商取引法が定める「特定継続的役務提供」に該当することを理解しておく必要があります。これは、一定期間にわたり継続して提供するサービスを契約する際に、消費者を保護するためのルールです。エステサロンの場合、契約金額が5万円以上、期間が1カ月を超えると対象になります。対象となると、契約書面の交付が義務づけられ、契約内容・料金・期間・クーリングオフの説明などを明確に記載しなければなりません。また、途中解約に応じる必要があり、返金計算の方法も法律に沿って対応することが求められます。 このルールを正しく理解しておけば、トラブルを防ぎながら、安心して回数券販売を進めることができます。店舗の信用にも直結する重要なポイントです。



特定商取引法の規制対象となる「特定継続的役務提供」

出典:特定商取引法の規制対象となる「特定継続的役務提供」

エステ回数券にクレジットカード決済を導入するメリット

エステサロンで回数券を販売する際、現金だけでの対応だと顧客の購入ハードルが高くなったり、売上管理が煩雑になったりすることがあります。そこで注目したいのが、クレジットカード決済の導入です。回数券販売をスムーズにし、顧客の利便性を高めながら、店舗側の管理効率も向上させる運用ポイントを、5つに分けてご紹介します。

メリット1:回数券販売の利便性向上

クレジットカード決済を導入することで、回数券の購入が現金よりも手軽になります。特に高額な回数券や長期利用のコースでは、分割払いやリボ払いの利用も可能になるため、顧客の心理的ハードルを下げられます。店舗側としても、現金の管理や釣銭の手間を削減でき、売上管理の効率化にもつながります。

メリット2:売上管理の効率化

回数券の売上をカード決済で一元管理できると、帳簿付けや会計作業が大幅に効率化します。複数の支払い方法を混在させる場合でも、決済代行サービスやPOSシステムを活用すれば、入金状況を簡単に確認可能です。これにより、売上漏れや計算ミスのリスクを減らし、経営判断の精度向上にも役立ちます。

メリット3:顧客満足度の向上

現金を持ち歩く必要がなくなることや、分割払いが利用できることで、顧客の利便性が高まります。また、ポイント付与やキャッシュバックといった特典があるカードを使える点も魅力です。こうした利便性は、回数券購入のハードルを下げるだけでなく、リピート率や顧客満足度の向上にもつながります。

メリット4:販売促進やキャンペーン活用

クレジットカード決済を導入すると、キャンペーンやポイントアップ施策を活用して回数券の販売促進が可能です。例えば、特定のカードで購入するとポイント倍増やキャッシュバックを提供することで、通常よりも購入意欲を高められます。顧客にとってお得感がある施策は、集客にもつながります。

メリット5:安全性と未回収リスクの低減

回数券販売で多いトラブルには、返金や中途解約を巡るもの、契約内容の説明不足、予約が取れないなどがあります。これらは、事前の説明や書面での同意取得、予約システムの整備などで防止可能です。トラブルが発生した場合は、迅速かつ誠実な対応が信頼回復のカギとなります。

クレジットカード決済の導入方法

エステ回数券の販売に向けて、クレジットカード決済の導入方法を説明します。決済会社の選び方から審査・決済端末の導入までの流れを理解することで、スムーズな導入を目指してください。

1.決済会社を選ぶ

回数券のような「継続・高単価」の商材は、加盟店審査が慎重に行われます。エステサロンの取り扱い実績がある決済会社を選ぶことで、審査通過率が高まります。

2.必要書類を準備する

役務提供の実態がわかる資料を事前に整理しておくことで、スムーズに加盟店審査を進められます。サロンの概要(HP・パンフレット)や、回数券の提供内容・金額・契約書や利用規約などの書類は、事前に準備しておきましょう。

3.審査を申し込む

決済会社へ申込みを行い、提供サービスの説明や書類提出を進めます。回数券の返金規定や役務提供期間もチェックされるポイントです。

エステ回数券の運用、気を付けるポイント

エステ回数券を運用する際には、契約や返金に関するルールをしっかり理解しておくことが大切です。特に、クーリングオフの期間や契約キャンセル時の対応、未使用回数の有効期限管理などは、顧客トラブルを防ぐ上で欠かせません。これらのポイントを事前に整理しておくことで、安心して回数券を導入・運用できます。

クーリングオフの対応

エステ回数券は特定継続的役務に該当するため、契約から一定期間(原則8日間)はクーリングオフが可能です。この期間中に顧客が解約を希望した場合、支払済みの代金は返金しなければなりません。運用上は、契約時にクーリングオフのルールを明確に説明し、書面で同意を得ることが重要です。また、返金対応のフローやタイミングをあらかじめ決めておくと、トラブルを未然に防げます。

契約のキャンセル・解約

回数券契約中に顧客がキャンセルを希望した場合、残り回数や未使用分に応じて返金対応が必要です。特に長期コースの場合、未消化分の計算方法や手数料の有無を明確にしておくことが大切です。契約書にキャンセル規定を記載し、顧客にも理解してもらうことで、後のトラブルを避けられます。

有効期限の管理

回数券には有効期限を設ける場合があります。期限が切れた未使用回数の扱いを事前に定めておかないと、返金トラブルや顧客不満の原因になります。有効期限や使用条件を契約書に明記し、スタッフ全員で共通理解して運用することが重要です。

エステサロンに選ばれて20年|アルファノートの決済サービス

アルファノートは、エステサロンの加盟店実績が豊富な決済代行会社です。BWJ(ビューティーワールドジャパン)への出展、エステティック通信での掲載を通して、美容業界への理解を深め、美容サロンに特化したサービスを提供して参りました。
特定継続的役務に該当するコース・回数券に対応した決済サービスや、エステサロンに向けた分割決済、継続課金システムを提供しています。他社の決済サービスでは実現できなかった点も、当社であれば対応できる事があります。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

お客様の声

回数券利用での加盟店様の声
Aroma Queen 様

支払い方法を増やす事でお客さんに選択肢を

Aroma Queen 様 決済端末のご利用

当店は回数券メニューも取り入れていて、そうなるとどうしても金額が高くなるし、そんなときに現金支払いしかできないとお客さんに不便を感じさせてしまうことになるので、結果的に導入してすごく満足してます。

「Aroma Queen様」の導入事例はこちら