病院・医院(クリニック)

日常的に通院している場合、お支払いする金額が極端に高額になるようなことはないかと思いますが、事故や急病などで予期せず高額な医療費を支払わなければならなくなる場面もございます。
そのようなときにクレジットカード決済を利用できれば、その場での決済が可能となるため治療費の未収リスクを低減でき、患者様の利便性向上にもなります。

現状の課題

現金会計によるレジ締めに手間がかかる
毎日発生するレジ締め作業や、多額の釣り銭準備と管理は、スタッフにとって大きな負担です。計算ミスや現金紛失のリスクも伴い、診療時間外の残業につながることも少なくありません。決済システムの導入により、これらの業務から解放され、医療従事者は本来の業務に集中できるようになります。
診察後の会計待ちにより院内が混雑する
診察が終わっても、会計で長時間待たされることは、患者様の満足度を大きく低下させる要因です。特に体調が優れない方にとって待ち時間は大きなストレスとなります。キャッシュレス決済の導入は、会計スピードを大幅に向上させ、待合室の混雑緩和と患者様の診療体験向上に直結します。
感染症対策としての非接触ニーズが高まる
現金でのやり取りは、紙幣や硬貨を介した接触機会を生み出し、院内感染のリスクを高めます。コロナ禍以降、患者様・スタッフ双方にとって「非接触」での支払いは必須のニーズとなりました。キャッシュレス決済は、金銭の受け渡しが不要なため、衛生面でも安全な会計環境を提供します。

キャッシュレス決済の導入メリット

他機関との差別化
クレジットカード決済に対応している病院・クリニックは限定的で、キャッシュレス推進協議会は、医療機関のキャッシュレス決済普及率は約6%に留まるとしており、2020年現在においても尚、現金払いが主流です。そのため、消費者庁が2018年6月に発表したアンケートでも、「現金払いしか利用できずに困った店舗、場面がある」のトップに「病院・診療所」が挙げられています。つまり、消費者はキャッシュレスに対応した病院・クリニックを求めていることから、キャッシュレスに対応している店舗に人が流れるということが考えられます。
参照:医療機関におけるキャッシュレス化の実情と導入メリット
支払い待ち時間の軽減
病院・クリニックの中には、営業時間内にも関わらず「本日は受診可能な人数を上回りました」など、受診希望者をお断りしている状況が多見されます。このような状況を招く要因の一つに、診察後の「支払い待ち時間」が挙げられますが、キャッシュレスを導入することで支払い時間を軽減することが出来ます。JCBが実施した「決済速度に関する実証実験」によると、現金払いと比較したクレジットカード決済の平均決済時間は約16秒早いということが判明しています。
参照:キャッシュレスは現金より16秒速い結果に。JCBが実証実験結果を発表
衛生的な環境づくりと感染リスク低減
非接触型のキャッシュレス決済を導入することで、患者様とスタッフが直接金銭に触れる機会をなくせます。これにより、感染症対策が強化され、より安全で衛生的な会計環境を実現できます。院内の安全性を高めることは、患者様の安心感にもつながります。

キャッシュレスによるデメリット

決済手数料による収益性の圧迫
キャッシュレス決済を導入すると、決済金額に対して2%〜3%程度の決済手数料が発生し、医療機関がこれを負担する必要があります。特に保険診療がメインの医院では、利益率が高くないため、この手数料の積み重ねが経営を圧迫し、年間収益に大きな影響を与える可能性があります。
入金サイクルによる資金繰り(キャッシュフロー)の悪化
現金決済と異なり、キャッシュレス決済は患者様の支払いから医療機関の口座に入金されるまでに、数日〜数週間程度のタイムラグが発生します。入金サイクルが遅いサービスを選んだ場合、一時的に手元の運転資金が少なくなり、資金繰りに影響が出るリスクがあります。
高齢者層や現金志向の患者への対応
日本の医療機関では高齢の患者様が多く、依然として現金での支払いを希望される方も一定数存在します。キャッシュレス決済のみに対応することはできないため、現金決済の導線も維持する必要があります。新しい機器の操作に不慣れな患者様へのサポート体制も必要です。

病院・医院が対応すべき主な決済方法

クレジットカード決済
高額になる自由診療や入院費の支払いに必須の決済手段です。VisaやMastercardなど主要ブランドに対応することで、患者様は手持ちの現金を気にせず、スムーズに支払いが行えます。分割払いやポイント付与など、患者様にとっての利便性が最も高い方法です。
電子マネー決済
スピーディーな決済処理が特徴で、保険診療の自己負担金などの少額決済に特に有効です。交通系ICやiD、QUICPayなど幅広い種類に対応することで、日常的に利用している患者様の利便性が高まります。会計のスピードアップに直結し、待ち時間短縮効果も大きいです。
QRコード決済
PayPayや楽天ペイなどの普及により、若年層から中高年層まで利用者が急増しています。スマートフォン一つで手軽に決済が完了するため、利便性が高いのが特徴です。多様な支払いニーズに応えることで、他院との差別化につながり、集患効果も期待できます。

決済システム選定の重要ポイント

導入コストと決済手数料の最適化
システムの導入時には、初期費用だけでなく、ランニングコストである決済手数料の確認が不可欠です。診療報酬や自由診療の売上に対する手数料率は、長期的な経営に影響を与えます。医院・病院の診療内容や規模に合った、最も費用対効果の高いプランを選定することが重要です。
電子カルテ・レセコンとの連携性
会計情報が電子カルテやレセコン(レセプトコンピューター)と自動で連携できるかどうかは、業務効率化の鍵となります。連携機能があれば、会計時の二重入力の手間やミスをなくし、スタッフの業務負担を大幅に軽減できます。医療機関に特化した連携実績を確認しましょう。
入金サイクルの速さと安定性
売上代金が医療機関の口座に入金されるまでの期間(入金サイクル)は、資金繰りに直結します。できるだけ入金頻度が高いサービス(例:翌日入金、月複数回入金)を選ぶことが望ましいです。安定した経営基盤を維持するためにも、入金サイクルの速さと確実性は重要な判断基準です。

遠隔医療の決済におすすめ|『オンライン診療Pay』

「オンライン診療Pay」とは、遠隔で診療を行った際の代金の支払いに最適な決済サービスで、決済用URLをメール/ショートメッセージ(SMS)で送付し請求を行えるサービスです。「オンライン診療Pay」は遠隔での支払いに特化したサービスのため、オンラインカルテなどのシステム導入は不要で、ZOOM等で診療した後に決済を行うことができます。

「オンライン診療Pay」の詳細はこちら

病院・医院におすすめの決済端末(CAT端末)

決済端末「アルファポータブル」

「アルファポータブル」は、レシートプリンターを搭載したコードレスタイプの決済端末です。最短1日~レンタル可能となり、短期利用にもご活用いただけます。

病院におすすめの決済端末「アルファポータブル」

多数の決済サービスと機能で、ご利用可能な決済ブランドは70種類以上

決済サービス一覧

  • クレジットカード決済
  • QRコード決済
  • 電子マネー決済

機能一覧

  • タッチ決済
  • レシート広告
  • 分割決済
  • 継続課金
  • 4G回線・Wi-Fi対応
  • コードレス

アルファポータブルの詳細はこちら

お問い合わせはこちら

よくある質問

病院にクレジットカード決済を導入するべきですか?
病院にはクレジットカード決済を導入するべきです。近年ではクレジットカード決済を利用したいというユーザーが増えているため、クレジットカード決済を導入すれば高い集客力に期待ができます。
またPRTIMESによると「コロナ禍だからこそ病院にキャッシュレス決済を導入してほしい」という声が多いため、病院へのキャッシュレス決済導入のニーズが高いと考えられます。
病院にクレジットカード決済を導入するメリットは多数ありますので、キャッシュレス決済を導入しようかお悩みの方は、導入実績が多数ある弊社にぜひ一度ご相談ください。
病院(開業医)にクレジットカード決済を導入するメリットはありますか?
小規模の病院へのキャッシュレス決済導入率は低いため、導入することで他院との差別化が図れます。
またキャッシュレス決済を利用したいというエンドユーザーの数は増加傾向にあるため、集客力を上げられる可能性が高いです。弊社には開業医の方へのクレジットカード決済の導入実績が多数ありますので、導入しようかお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
病院にPayPayのキャッシュレス決済は導入できますか?
病院にPayPayのキャッシュレス決済は導入可能です。弊社の「アルファポータブル」ならPayPayのキャッシュレス決済はもちろん、クレジットカード決済や各種電子マネー決済にも対応しております。
アルファポータブルは1台で様々な決済方法をご利用いただけるため、導入すれば高い集客力に期待ができます。
病院にPayPayのキャッシュレス決済を導入できないかお悩みの方は、導入実績が多数ある弊社にぜひ一度ご相談ください。
病院などの医療機関にキャッシュレス決済を導入するデメリットはありますか?
病院などの医療機関にキャッシュレス決済を導入するデメリットとしては、主に決済時に手数料が発生することが挙げられます。
しかし弊社では決済手数料を含め、初期費用や月額費用などをなるべく安く抑えられるプランをご用意しております。
キャッシュレス決済を導入するデメリットが気になっていた方は、導入実績が多数ある弊社にぜひ一度ご相談ください。
病院にd払いのキャッシュレス決済は導入できますか?
可能です。弊社の「アルファポータブル」ならd払いはもちろん、クレジットカード決済や各種電子マネー決済もご利用いただけます。
様々な決済方法がアルファポータブル1台で完結するため便利です。
また様々な決済方法が使えることで高い集客力に期待ができたり、導入者側目線でもレジ業務が減ったりするなどのメリットがあります。
病院にd払いのキャッシュレス決済を導入するべきかお悩みの方は、導入実績が多数ある弊社にぜひ一度ご相談ください。

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クレジットカード決済の導入の流れ

  • STEP:1
  • STEP:2
    お申込書と必要書類のご提出 ※必要書類については問い合わせください
  • STEP:3
    加盟店審査
  • STEP:4
    設置作業、ID・パスワード発行
  • STEP:5
    サービス開始